東光寺の焼仏
興国寺の末寺にあたる東光寺に黒こげの仏像達があります。もの悲しく輪郭だけを残したこれらの像は、豊後の大名・大友宗麟の焼き討ちに遭い、残ったものだといわれています。豊前における筑前との境にあったこの地は、かつて交通・経済・文化が交差する要衝でした。それだけに、戦乱の世に争いが絶えなかったようです。東光寺に残された焼き仏は、それを物語る歴史の証人のようにも見えます。近年の調査で平安時代の仏像も混じることが確認され、東光寺の歴史を証明しています。
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