セルフメディケーションについて

セルフメディケーションとは

セルフメディケーションについては、世界保健機関(WHO)が「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義しており

・風邪をひいたときに市販の風邪薬(OTC医薬品)を飲む

・小さな傷にばんそうこうを貼る

・疲れた時に早めに休む 等が該当します。

※OTC医薬品とは、Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)の略。病院で医師の診察を受けたうえで処方してもらう「医療用医薬品」ではなく、薬局やドラッグストアなどで自分で選んで買える「一般用医薬品」と「要指導医薬品」のことで、一般的には市販薬とも呼ばれます。

自分の健康を守ることが医療費の節約に!

日頃から、適度な運動を行なう、栄養バランスの良い食事を取る、十分な睡眠を取る等積極的に健康管理を行なっていても、軽い怪我や風邪等の体調不良を起こすことがあると思います。そのような時にはOTC医薬品等を利用して自分で手当てすることで、医療機関を受診する手間や時間を抑えることができます。

つまり、自分で手当てすること(セルフメディケーション)により通院が減り、結果として国民医療費の増加を防ぐことにつながります。

また、セルフメディケーションを行なうことにより、毎日の健康管理の習慣がつく、医療や薬の知識が身につく、病気の発症や重症化の予防になる等の効果も期待できます。

セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)

特定のOTC医薬品を年間で12,000円以上購入した際に、超えた金額について確定申告により所得控除を受けることができる制度。

※セルフメディケーション税制の詳細については下記厚生労働省のホームページに掲載

 

対象となる方

健康の維持促進及び疾病の予防として、以下の1~6の取り組みをおこなった個人

 1、特定健康診査(メタボ健診)または特定保健指導

 2、予防接種(定期接種、インフルエンザ予防接種)

 3、勤務先で実施する定期健康診断

 4、保険者が実施する健康診査

 5、市区町村が実施するがん検診

 6、市区町村が健康増進事業として実施する健康診査

 

上限

88,000円(生計を一にしている家族の分も含む)

 

対象となるOTC薬品

 

申告の際の注意点

・現行の医療費控除と併用することはできません。

・上記1~6の取り組みをおこなったことの証明が必要となります。

・OTC医薬品を購入した際のレシートや領収書が必要となります。