子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチンについて
●9価ワクチン(シルガード9)の定期化について
令和5年4月1日より、9価のHPVワクチンが定期接種となり、公費で接種できるようになりました。
原則として、同じ種類のワクチンで接種を完了することが推奨されていますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更して残りの接種を完了することも可能です。詳しくは、医療機関にご相談ください。
これまでに2価または4価ワクチンで3回接種を完了した方は、定期予防接種として9価ワクチンを追加で接種することはできません。
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ (PDFファイル: 790.4KB)
平成9年度生まれ~平成18年度生まれの女性へ (PDFファイル: 694.3KB)
●子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチンについて
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
子宮頸がんは、ワクチン接種によって予防できることが期待されます。HPVワクチンを接種すると、HPVに対する抗体が体内でつくられ、HPVの感染を防ぐことができます。このことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
現在、国内で定期予防接種が可能なワクチンは、3種類((2価)サーバリックス、(4価)ガーダシル、(9価)シルガード9)あります。
HPVワクチンの安全性を再確認するために国は、平成25年から令和3年11月まで、接種の積極的勧奨を差し控えていました。しかし、最新の知見を踏まえ、ワクチンの安全性に特段の懸念が認められないこと、接種の有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められたため、定期接種および期間中に接種機会を逃した方へのキャッチアップ接種を無料で行います。
・対象者: 平成19年4月2日から平成24年4月1日生まれの女性
・接種期間: 高校1年生相当の年度の末日まで
※平成19年度に生まれた方は、令和7年3月まで接種できます。
・接種費用: 無 料
・接種方法: 医療機関に直接予約してください。
田川市郡の協力医療機関名簿 (PDFファイル: 71.3KB)
福岡県内の予防接種協力医療機関でも受けられる場合がありますので医療機関にご確認
ください。
●対象となるワクチンの種類と一般的な接種スケジュールについて
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
●キャッチアップ接種(救済制度)について
HPVワクチンの定期接種につきましては、国が積極的勧奨を差し控えていたため、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保するために、公費で接種できる機会を設けることになりました。
・対象者: 平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの女性(過去にHPVワクチンを3回接種していない方)
・接種期間: 令和4年4月1から令和7年3月31日まで
・接種費用: 全3回接種のうち不足する回数を無料で接種できます。
・接種方法: 医療機関に直接予約してください。
田川市郡の協力医療機関名簿 (PDFファイル: 71.3KB)
福岡県内の予防接種協力医療機関でも受けられる場合がありますので医療機関にご確認ください。原則、過去に受けたことがある方は、同じ種類のHPVワクチンを接種して下さい。過去に接種したHPVワクチンの種類が不明である場合、医師と相談の上、接種するワクチンを選択してください。
なお、下記の方につきましても、定期接種期間終了後にキャッチアップ接種の対象になります。
※平成18年4月2日から平成20年4月1日に生まれた方は、令和7年3月まで接種できます。
HPVワクチンのキャッチアップ接種の実施について (PDFファイル: 413.1KB)
交互接種の安全性等について「第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会資料 (PDFファイル: 6.1MB)
接種当日に医療機関にお持ちいただくもの
・母子健康手帳
・お子さまの住所が確認できる保険証など
●予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について
●予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口について
●HPVワクチンの任意接種費用の払い戻し(償還払い)について
キャッチアップ接種対象の方が、定期予防接種の年齢(小学校6年生から高校1年生相当)を過ぎて、すでに任意接種として自費で接種している場合、福智町が定める上限額の範囲内で払い戻しします。
・対象者:
令和4年4月1日時点で、福智町に住民票がある女性で、HPVワクチンのキャッチアップ接種対象者のうち、定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年生相当)を過ぎ て、サーバリックス(2価)かガーダシル(4価)を令和4年3月31日までに自費で接種した方。※9価ワクチンの接種費用は対象外です。
・払い戻し額:下記上限額の範囲内で、最大3回分まで接種費用の実費相当を払い戻します。
平成26年度~平成28年度接種 | 16,000円 |
平成29、30年度接種 | 16,100円 |
平成31、令和元年度接種 | 16,380円 |
令和2年度接種 | 16,500円 |
令和3年度接種 | 16,600円 |
・申請期間:令和7年3月31日まで(余裕をもって申請してください)
・申請方法:健康子育て支援課健康係で、以下のものを持参して手続きをしてください。
・振込する通帳
・接種記録がわかる資料(1~3のうちいずれか1点)
1.母子健康手帳
2.医療機関が発行する領収書
3.予診票
関連リンク
- この記事に関するお問い合わせ先
-
健康子育て支援課 健康係
福岡県田川郡福智町金田937-2電話:0947-22-3700